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2021/12/06

知っておきたい、軽貨物の車検の話

軽自動車のナンバーは黄色のイメージがありますが、黒ナンバーの軽自動車も走っています。これって不思議に思ったことはありませんか?

実は同じ軽自動車と言っても家庭用(自家用)と事業用の軽自動車があるからです。

主に事業用は「軽貨物車」とも言われますが、この軽貨物車は車検も家庭用軽自動車とは異なります。そこで今回のコラムでは、軽貨物車の車検について詳しくお話していきます。

1.家庭用軽自動車と事業用軽貨物車は車検期間や費用も違います

軽自動車は黄色地に黒文字のナンバープレート(黄色ナンバー)ですが、事業用に登録すると黒地に黄色文字のナンバープレートになります。これが通称「黒ナンバー」です。事業用の黒ナンバーを取得すると、「事業用軽貨物車」に区分されるからです。

この事業用軽貨物車は配送業や運送業などに使われることを想定しています。そのため、重量税や軽自動車税などの税金が家庭用の軽自動車よりも安くなります。

■自動車重量税(新規届けから13年経過していない車)

・黒ナンバーの場合…5,200円

・黄色ナンバーの場合…6,600円

そのため、車検時の法定費用が家庭用軽自動車よりも安くなるのです。

また、継続の車検期間は黒ナンバーも黄色ナンバーも2年で変わりませんが、新車から初回車検を迎えるのが黒ナンバーは2年で、黄色ナンバーは3年となります。こうした違いがありますので、軽貨物車を所有されている方、所有しようと思っている方はぜひ気をつけてください。

2.レンタル車両の車検なら税金の支払いや書類の用意もありません

初期費用をかけずに自動車に乗ることができるカーリースが人気を集めています。自動車の維持費が月額料金に組み込まれているなど、利用者にとってメリットが大きなプランが用意されているからです。中には車検費用もセットされているプランもあります。そのため2年ごとに大きな費用がかかることなく、自動車を乗り続けられるのです。

弊社でも軽貨物車専用のカーリース「Trasaburouの軽貨物レンタル」を提供しており、運送業をされている方を中心に多くの方に利用していただいています。

大きな特徴は次の3つです。

・格安な初期負担で低負担導入

・いつでも借りて返せる

・安心の保険制度つき

料金プランは、Aコースとメンテナンスコースの2コースがあり、違いは下記の通りです。

・Aコース(月額24,000円)…自動車税、自賠責保険、重量税込み

・メンテナンスコース(月額30,000円)…自動車税、自賠責保険、重量税、メンテナンス込み

さらに車検時の整備費用がAコースの場合は自己負担ですが、メンテナンスコースの場合はさらにお得になります。

この「Trasaburouの軽貨物レンタル」の隠れたメリットは、税金が含まれているということで利用者が支払いに行く必要がないことです。日々の忙しさの中で税金の支払いを忘れる人も多いのですが、その心配も「Trasaburouの軽貨物レンタル」ではないのです。

また弊社では、車検の1~1.5カ月前に車検の案内を送付しています。これにより車検忘れを防ぐことができます。また、万が一車検を忘れた場合、その車両は公道を走ることはできませんが、弊社では積載車を用意しているため整備工場まで運ぶことも可能です。

それでは次の項目では、用意する書類なども含めて軽貨物車で車検を受ける手順について解説します。

3.軽貨物車で車検を受ける手順は

「Trasaburouの軽貨物レンタル」で車両を借りている場合と、Trasaburouではレンタル車両以外の車両の車検も行っていますので、それらの手順を分けて紹介します。

■「Trasaburouの軽貨物レンタル」で借りている車両を車検に出す場合

通常、下記のような流れで進みます。主に必要な書類などは弊社で用意をしてお渡しすることになります。

①車検日時が記された案内状が届く

②弊社に連絡をする

③案内に同封されている自賠責保険、重量税の納付用紙、軽自動車税の納税証明書を店頭にお持ちいただく

④車検の日程を調整する

⑤車検当日に車両を持ってくる

⑥代車に乗り換える

⑦弊社から整備内容の見積もりについて連絡が入る

⑧整備の意向を伝える

⑨車検の完了後に連絡が入る

⑩来社をして、代車の返還、整備費用の精算をする

以上が軽貨物車をレンタルしている場合の車検の手順です。整備内容については、必須なものとおすすめのものがありますので、利用者が判断することになります。

■「Trasaburouの軽貨物レンタル」で借りていない車両を車検に出す場合

①弊社に連絡をする

②自賠責保険、重量税の納付用紙、軽自動車税の納税証明書を店頭にお持ちいただく

③車検の日程を調整する

④車検当日に車両を持ってくる

⑤代車に乗り換える

⑥弊社から整備内容の見積もりについて連絡が入る

⑦整備内容の意向を伝える

⑧車検の完了後に連絡が入る

⑨来社をして、代車の返還、整備費用の精算をする

軽自動車税は、納税通知書を用いて毎年5月末までに支払いを行います。納税通知書の右側が納税証明書となっており、適切に保管をしておき車検時に提出していただきます。もし紛失してしまった場合は、区役所などで納税証明書を発行してもらうことになります。

普通車の場合はオンラインで納税確認ができるようになったため、自動車税の納税証明書の提示が省略できるようになりました。しかし軽自動車ではまだこのようなシステムが整備されていないため、納税証明書の原本が必要になります。大切に保管しておくようにしましょう。

また、通常の車検工場では黒ナンバーの代車を用意していないことがあるので、注意しましょう。その点について次の項目で解説します。

4.黒ナンバーの代車があるかどうか必ずチェックしましょう

軽貨物車で運送業などをしているケースにおいて、車検工場を選ぶ際に注意したいのが代車の用意があるかどうかです。なぜなら、代車が黒ナンバーではないと、車両を車検に出している間は運送業などの仕事ができないからです。特に定期的な仕事をしていると、仕事に穴を開けることになってしまい、その後にも影響することが考えられます。

そのため車検を依頼する際は、代車として黒ナンバーの車両を用意しているところがおすすめなのです。当たり前のことですが、弊社では黒ナンバーの代車をご用意しています。それは自社で運送会社を運営しており、黒ナンバーの車両をたくさん保有しているからです。

保険会社からも、「代車だけ貸してもらえませんか?」といった依頼が入るほど信頼を置かれている存在なのです。

もし車検時に黒ナンバーの代車が必要な場合は、弊社にお問い合わせください。丁寧に対応させていただきます。

5.まとめ

軽貨物車を車検に出すときには、同じ軽自動車でも家庭用と軽貨物車(事業用)で違いがあること、納税証明書の扱いなどで普通車との違いがあることもお話しました。

また、軽貨物車で運送業をしていると、車検時の代車として貨物車の用意がないと困ることも紹介しました。このように普通車とは異なることが多いので、ぜひとも知識として知っておいてください。

このほか弊社では軽貨物車や軽貨物に関わる事業について相談に応じております。気軽にお問い合わせください。