黒ナンバーの車両入れ替えとは、同じ日に減車と増車を行う、もしくは減車をした後に増車を行うことですが、車両入れ替えを行うためには、運輸支局と軽自動車検査協会で手続きしなければいけません。今回の記事では黒ナンバーの車両入替の手順や注意点などについて解説します。

黒ナンバーの車両入れ替えの手順とは？

連絡書を作成

まずは「事業所用自動車等連絡書」を作成します。同じものを2枚用意しましょう。この書類は運輸支局のホームページからダウンロードすることができます。

また、新たに黒ナンバーにする車の車検証のコピーを用意します。新車の場合は完成検査証などの車体番号が明記されている書類のコピーを用意します。そして現在使用している黒ナンバーの車の車検証のコピーも準備しましょう。

事業用自動車等連絡書提出

営業所の管轄運輸支局にある、貨物担当窓口に上記の書類を提出しましょう。

運輸支局にて審査

提出した書類は運輸支局にて審査されます。それらに問題が無ければその場で連絡書をもらうことができます。所要時間の目安としては5〜10分ほどです。

軽自動車検査協会でナンバー変更などの手続き

運輸支局での手続きが完了したら軽自動車検査協会で手続きを行います。

ただし、運輸支局によって手続きの手順や必要になる書類が異なることがあります。詳細についてはそれぞれのホームページをご確認ください。

任意保険・貨物保険の切り替えも忘れずに！

任意保険は様々な手続きを自分で行わなければいけません。そしてこの任意保険は車の所有者ではなく車自体に対応しているので、車両を入れ替えた際には保険の切り替え手続きを行う必要があるのです。これらの手続きがきちんと行われていなければ、補償を受けることができない可能性もあるので注意しておきましょう。

また、車両の入れ替えを行う日が判明しているのであれば、その納車日に合わせて事前に手続きをしておくことをおすすめします。納車後30日間は手続きの猶予期間になってはいますが、保険の適用がされていない空白の期間になってしまうので事前に手続きしておいた方が良いでしょう。

手続きの際は事前に必要な書類や情報を用意しておきます。基本的には保険証券番号が明記されているもの(現在加入している保険の保険証券など)や、新しい車の車検証のコピー、新しい車の売買契約書、積算距離計(オドメーター)の数値、金融機関口座などが必要になります。ただし、加入している保険会社によって必要とされる書類が異なりますので、既存の代理店に連絡して聞いてみましょう。

必要書類が準備できたら既存の保険代理店に連絡して任意保険の切り替えの打ち合わせをします。電話や窓口はもちろん、Web上で出来ることもあるので確認してみましょう。また基本的には、これらの手続きは本人しかできないので注意してください。

また、軽貨物の車両では、任意保険だけでなく貨物保険も切り替える必要があります。運送中の事故やトラブルが起こった際に対応できるようにきちんと加入し手続きしておきましょう。ただし貨物保険は比較的高くなる傾向にあるので、従来の貨物保険よりも安い「貨物共済」に切り替えるのもおすすめです。詳しくは下記のページをご覧ください。

「軽貨物配送会社様 必見！貨物保険よりも安い貨物共済とは？」

黒ナンバー車両の入替は購入とリースどっちがお得？

最初に結論を申し上げますと、購入よりもリースがおすすめです。

新車を購入するとトータルの費用は安くなりますが初期費用が多くかかりますし、納期が遅かったり、手続きやメンテナンスに手間がかかるというデメリットがあります。また、中古車は近年値段が高騰してしまっています。

対してリースの場合は、初期費用がなくとも平気ですし、面倒な手続きや書類提出の必要がありません。保険適用や解約に関してしっかりと確認しておけばデメリットは少ないと言えるでしょう。

そもそも、車の購入は一気にお金が出ていってしまうので、ドライバーさんが一括で車を買うケースは多くありません。リースなら月額なので安く始めることができ、初期費用も抑えることができます。

まとめ

今回の記事では、黒ナンバーの車両入れ替えの際に必要な手続きについて詳しく解説いたしました。必要書類や必要な手続きがいくつかありますから、車両入れ替えの際には保険の切り替えも含めてきちんと手続きを行いましょう。

Trasaburouでは、任意保険や貨物保険よりも安い貨物共済の代理店を行っています。また、メンテナンス費用の含まれたお得なリースも行っています。任意保険は各社によって補償内容が変わりますから、車両の入れ替えの際に保険の見直しやリースの検討も一緒に行ってみてはいかがでしょうか？ぜひTrasaburouまでお気軽にご相談ください。