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2023/08/21

黒ナンバーの軽貨物車をリースする4つのデメリットとは?リースの注意点も解説!

利便性が魅力の黒ナンバーのリースですが、実はいくつかのデメリットも隠れています。

本記事では、黒ナンバーの軽貨物車をリースする際の4つのデメリットと、リースを上手に活用するための注意点を詳しく解説します。

黒ナンバーの軽貨物車をリースする4つのデメリットとは?

黒ナンバーの軽貨物車をリースする4つのデメリットについて解説していきます。

長期的には支払額が高くなる

一見経済的に見える黒ナンバーのリースですが、実は長期的には支払額が高くなるというデメリットがあります。

リース契約は、リース会社が購入した車両を借りるしくみになっているため、車両価格と併せてリース会社の取り分も支払う必要があります。つまり、長期間リースすると、トータルの支払額が新車を購入するよりも高額になる可能性があるのです。

契約期間の縛りがある

また、リース契約には期間の縛りがあり、これがデメリットとなるケースも少なくありません。

例えば、事業の状況により途中解約や契約内容の変更を希望した場合、契約期間中に解約する場合は、契約期間の総支払額の負担や多大な違約金が発生する可能性があります。

原状回復費がかかる可能性がある

さらに、車両を自由にカスタマイズすることが難しいのもリースのデメリットと言えます。

返却時に原状回復できない程度のカスタマイズはできません。直さなかった場合は、返却時に追加費用が発生する可能性があります。

走行距離の制限がある可能性がある

最後に、ほとんどのリースサービスでは走行距離に制限が設けられており、これが超過すると追加料金が発生します。特にビジネス利用で頻繁に使用する場合、この距離制限がデメリットとなることも少なくありません。

リースを検討する際は、使用頻度や走行距離をしっかり考慮し、適切なプランを選ぶことが大切です。

黒ナンバーの軽貨物車をリースする9つのメリットとは?

黒ナンバーの軽貨物車をリースする場合は、メリットもたくさんあります。主なメリットを9つご紹介します。

初期費用が抑えられる

黒ナンバーの軽貨物車をリースする最大のメリットは、初期費用が抑えられることです。

購入と違い、頭金や初期費用がかからないため、事業を立ち上げたばかりの方や現金が手元に少ない方でも気軽に車両を手に入れることが可能です。

月額の負担を抑えられる

リース契約の月額料金は、車両価格から返却時の売却価格を差し引いた金額になるため、一括購入やローン購入よりも安くなります。

これは、経営の安定に貢献し、事業者の経済的負担を軽減します。

月々の支払額が一定

リースの良さは、安定した支出計画が立てられる点にもあります。

軽貨物車の月額リース料金は定額制で、自動車税や重量税、自賠責保険などの費用も含まれているため、予期せぬ出費に悩まされることがありません。

ローンより審査が通りやすい

ローンに比べ、リースの審査は通りやすいというメリットもあります。

これは、事業を始めたばかりの方や信用情報に不安がある方でも、必要な軽貨物車を手に入れる機会を広げてくれます。

黒ナンバー取得の手続きが不要

リース契約をすると、黒ナンバー取得の手続きを会社が代行してくれます。

これは、事業者の手間を大きく軽減するため、時間を他の重要な業務に集中できるメリットを提供します。

購入よりも納車が早い

リース契約なら、購入よりも早く車両を手に入れることができますので、その分、早く働き始めることができます。

任意保険も同時に申し込める

リース会社では任意保険も同時に申し込むことができます。

自動車保険会社を探す手間が省けるだけでなく、保険料もリース料金に含めて月々の支払いが可能となり、管理が一元化されるメリットもあります。

減価償却する必要がない

リースする場合、車両の減価償却をする必要がありません。経理処理を短縮できるのも、大きなメリットです。

リース車両を買い取れる会社もある

リース契約が終了後、リースしていた軽バンを買い取ることが可能な会社もあります。

黒ナンバーの軽貨物車をリースする際の費用相場はいくら?

黒ナンバーの軽貨物車をリースする際の費用相場は、主にリース期間により決まります。

具体的な数字を挙げると、3カ月間のリースであれば約55,000円/月、6カ月間なら50,000円/月、1年間であれば35,000円/月、そして3年間のリースでは30,000円/月となります。

このようにリース期間が長くなるにつれて月額リース料金は下がる傾向にあります。これを知っていると、ビジネスの規模や運用期間を考慮したうえで、より経済的な選択が可能となります。

ただし、これらの料金はあくまで一例であり、リース会社や車種、車両の年式や状態などによって変動します。また、オプションサービスの利用によっても費用は変わるので、実際に契約を結ぶ際には契約内容をしっかりと確認し、自身の事業規模や利用目的に最適なプランを選ぶことが重要です。

黒ナンバーの軽貨物車リースでおすすめの車種5選

黒ナンバーの軽貨物車リースでおすすめの車種を5つご紹介します。

スズキ アルトバン

スズキのアルトバンは、軽乗用車をベースに後部座席の仕様を貨物に特化したものです。

車体の小ささが特徴で、都市部での運用には抜群の取り回し易さを発揮します。しかし、その小ささ故に積み込める荷物の量は限られています。小規模な配達や軽貨物輸送には適していますが、大量の荷物を運ぶ必要がある場合には向いていないかもしれません。

その一方で、中古車市場での本体価格は割安で、10万円台から乗り出すことも可能です。荷物をあまり積み込まない場合やコンパクトな車体を求める方にはおすすめの一台です。

スズキ エブリイ

スズキのエブリイは、国内に流通している軽バンでは特にメジャーな車種の一つです。

4つのグレードがあり、それぞれでMTとAT、2WDと4WDが選択可能です。バックドアやスライドドアの開口部が広く、運転席回りの収納スペースも充実しています。運送業に使う車として必要とされる機能や設計が整っており、軽バンのスタンダードとも言える完成度の高さが魅力です。

汎用性の高さから多様なビジネスシーンでの活用が期待できます。

ダイハツ ハイゼットカーゴ

ダイハツのハイゼットカーゴは、スズキ・エブリィと並んで軽バンの双璧と言っても過言ではありません。

5種類のグレードがあり、全てでMT・ATと2WD・4WDが選択可能です。運転支援安全性能やパワーウインドウが全てのグレードに標準装備されています。最上位グレードになると、鍵を持っているだけで近づくと後部スライドドアが自動で開く機能が搭載されています。

これらの機能性がビジネスの効率化をサポートします。

ホンダ N-VAN

ホンダのN-VANは、他社の軽バンと比べて荷室の長さが短いのが特徴です。

しかし、それを補うのがホンダ独自の低床構造を活かした荷室の全高引き上げと、軽バンでは初採用されたピラーレスドアとフラット化が可能な助手席の組み合わせです。これらの工夫により、荷物の積み込みや降ろし作業がスムーズに行えます。

また、その独特のデザインはビジネスシーンにおいて個性的な印象を与えます。

マツダ スクラムバン

マツダのスクラムバンは、1989年の登場当初からスズキ・エブリィのOEM供給を受けている軽バンです。

細かいグレードなどは異なるため、よく確認する必要があります。多様な運用シーンに対応し、その信頼性から長期的なビジネス利用にも適しています。

黒ナンバーの軽貨物車をリースする際の3つの注意点

黒ナンバーの軽貨物車をリースする際は、以下のポイントに注意しましょう。

残価精算が必要なケースがある

リース契約を結ぶ際には、残価精算が必要なケースがあります。

これは、リース契約期間終了時に車両の価値(残価)を査定し、査定価格が当初設定した残価を下回ってしまった場合、その差額を支払うことを指します。

契約者の経済状況やビジネスモデルにより、残価リースは適している場合もありますが、その反面、予測外の出費を強いる可能性もあるため、慎重に検討することが求められます。

レンタカーだと委託会社に登録できない

業務委託の形で軽貨物ドライバーとして働く場合、レンタカーではなくリースで車を借りることが必要となるケースが多いです。

リース車は法的に契約者の使用専用とみなされ、業務での使用が認められています。しかし、レンタカーは一般的に商用利用が禁じられているため、業務委託会社に登録することができません。

軽貨物ドライバーとして業務委託で仕事をするなら、レンタカーではなく、リースで軽貨物車を借りる必要があります。

リースの審査に落ちやすい人もいる

リースの審査は、信用情報と収入の安定性が評価の基準となります。

債務整理や支払いの延滞など信用情報に傷がある人、収入の安定性が低い人、既に高額の借入れをしている人、未成年または高齢者、虚偽の申告をした人は審査に落ちやすいです。

審査前に自身の信用情報を確認し、必要であれば支払い遅延を清算するなどの準備をすると良いでしょう。また、すでに利用しているローンの年間の返済額を下げるといった対策も有効です。

まとめ

今回の記事では、黒ナンバーの軽貨物車をリースする際のデメリットについて解説してきました。

長期的には支払額が高くなる、契約期間の縛りがある、原状回復費がかかる可能性がある、走行距離の制限がある可能性があるといったデメリットがありますが、一方でそれを上回るメリットも存在します。

自分にとってどういった選択肢が最適なのか、しっかり吟味する必要があるでしょう。

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